DSC01766先日の第21回「高松宮殿下記念世界文化賞」の授章前夜に行われました、明治神宮「神楽殿」での歓迎の夕べにての【津軽三味線の演奏】の様子。

(産経新聞に掲載された記事・写真はコチラ)

家元と貢正会による25名にて、神殿と受賞者の皆さんへの奉納演奏をさせていただきました。

演奏した場所は神殿に向かっていて、背には初詣などでいっぱいになる一般参拝の方が入れるお賽銭箱のあるところ…の前になります。

この写真はじつはリハーサル風景です☆

この場所でのリハの前に、演奏者全員にて一度神殿に入るまえにお清めの儀式と神殿の前に進み並んで2礼2拍手1礼をしてから…という儀式を行いました。

こんなきっちりとした荘厳な雰囲気は未経験でした…。

津軽三味線3名と尺八1名の演奏を先にして、その後には合奏の方達も一緒に加わり大合奏…なのですが、この演出がすごい!

テレビなどで使う舞台の大道具さんがセットを作られてセンターからふたつに分かれる引き戸のようなセットを組んで、目隠し状態を作り、曲のタイミングに合わせて両サイドに人力で移動…すると津軽三味線の合奏がバ〜ン!と見える…という趣向でした。

授章者の方々は海外の方とはいえ、文化系にお詳しい方も多いようだと聞いていましたが、この演出には「Oh〜!」という声も聞こえて…演奏後には拍手喝采で立って拍手をしてなかなか帰られない方もいらっしゃいました。
写真を記念に撮っていかれたり、英語や片言の日本語でお礼のお言葉を言って下さる海外の方もいらっしゃいました。

その中には昨年の受賞者でもあります坂田藤十郎さんと扇千景さんもいらっしゃっており、我々に「素晴らしかったですよ。ありがとうございました。」とお言葉を下さり、演奏者皆さんに拍手を送っていただきました。感動の瞬間でした。

DSC01798演奏後のホッとした雰囲気のところをパチリ☆
緊張しましたぁ…。

貴重な経験とご縁に感謝です。